中学生の理科の勉強方法!1、2年生のうちにこれをしておきたい!
理科の勉強は、楽しいですか?
楽しめていますか?
理科は身の回りの不思議が分かる教科で
実験や観察があって楽しい。
小学生の多くはそう答えます。
しかし、
中学生、高校生となるにつれて
その割合が下がっていくことが
国の調査でも分かっています。
自発的に能動的に
やる気を持って子どもたちが勉強するよう
仕向けることが期待されていますが、
なかなか難しいことです。
知りたい!と思うことを
追求できれば良いのでしょうが、
中学校には中学校で学ばなければならないことが
定められていますからね。
それは小学校だって同じでしょ!
という人もいるでしょう。
その通りなのですが、
小学校と中学校の理科の一番の違いは
求められていることがらの違いです。
求められている力が
定性的から定量的に変化するのですね。
わかりやすくいうと
小学校では
- 大きくなる
- 小さくなる
という結果で良かったですよね。
これが定性的な答え方。
中学校では
- 何グラム大きくなる
- 何倍大きくなる
という答えを求めますよね。
これが定量的な考え方です。
定性的な答えは直感でも導き出せますが、
定量的な答えを求めるためには
計算の要素を外すことができないのです。
つまり、
小学校の算数で躓いた生徒さんは
その時点で「中学校の理科で苦労すること」が
ほぼ確定するわけですね。
ですから、
是非小学校の算数を
そして可能なら
中学校で習う方程式までは
マスターしてほしいところなのです。
スポンサーリンク
中学校1、2年なら勇気を出して小学校の算数にこだわる
中学校3年生の
切羽詰まった時期に
小学校の漢字や算数をやり直すのは
とても勇気がいります。
でも、
後々のことを考えたら
なんですけどね。
計算を速く正確にできること、
文章を速く正確に読み取れることは
- 受験勉強をスムーズに進めるためにも
- テストで見直しをする余裕を持つためにも
- ケアレスミスに泣かないためにも
とても重要なのです。
正しく理解して
正しく式を作っても
答えが間違っているのでは
悔やみきれませんからね。
ドラゴン桜という漫画がありますが、
あの中でも東大を目指させる高校生に
小2の算数からやり直させるシーンがあります。
単純な計算を間違いなく速く解くことが
以下に重要であるかを示しているシーンです。
ゆっくり解けば間違わない。
というレベルではなく
いかに速く正確に解くかを求めています。
小学校2~3年生で習う
- 足し算、引き算、かけ算、割り算
- 小数、分数
が第1の関門です。
そして小学校5年生で習う
道のり、速さ、距離の関係に代表される
- 割合の考え方
- 正比例
2つ目の関門なのです。
中学校では
- 文字式
- 移項
をマスターして方程式です。
中学校の理科の計算は
割合と比例の関係が分かっていれば
ほぼクリアすることができます。
1、2年生の内に
例えば
- 毎日百ます計算に取り組む
- 小5の計算ドリルをやり直す
など、
計算体力(耐力)をつけておくことが大切です。
スポンサーリンク
理科が得意になるためには何を覚えておけば良いのか
理科が得意になるために
計算の力は外せないことは既に述べたとおりです。
あとは
重要な用語とその意味を押さえること。
いわゆる教科書の太字ですね。
そして
図やグラフを読める、描けることです。
太字の全てというと
ものすごく膨大な数だと思うかもしれませんが、
実はたいした数ではありません。
歴史や英単語の数に比べたら
ぐっと少ないのです。
しかも、
同じ事が使い回されていることも多いです。
例えば公式
オームの法則であれば
- 電流=電圧÷抵抗
- 抵抗=電圧÷電流
- 電圧=電流×抵抗
と3つの式が太字で書いてありますが、
どれも同じ式ですよね。
- 火のついた線香といえば酸素だし
- 石灰水といわれれば二酸化炭素
- 火のついたマッチなら水素
実験後の物質の特定の方法も
中学校で学ぶ数は少ないです。
そしてテストによく出ますから
問題集にも多数出題されています。
よく教科書を
きれいにノートにまとめ直す生徒がいますが
見ながらうつすのでは時間の無駄です。
まずは問題集を解く。
教科書は分からなかったところを調べる参考書
だと考えましょう。
そして最終的に
大切な言葉を網羅できる図を
何も見ずに描けるようにすること。
すると、
大切な言葉の意味や
言葉同士の関係がつかめるので
忘れにくくなるし、
忘れたときにも
あ~、この図のここに入る言葉なんだよな~
なんて、思い出したりできるようになるんです。
教科書をまとめ直すのではなく
まず問題を解く。
大切にしてください。
最後に
予習や復習をしていますか?
理科では予習はしないほうが良い。
という説もありますが、
私は予習肯定派です。
太字とその意味が分かる程度に
教科書を読んでおく。
それくらいの簡単な予習はしておいたほうが良いです。
なぜなら、
授業でどこが重要なのかが分かるからです。
予習で完全に分かっておく必要なんてありませんよ。
分からないポイントが分かっていれば
授業中にそのポイントを解決するという目標ができますよね。
授業で分からないものは
家で自分で分かるようにするなんて
難しいですからね。
授業で分かるために
- 何を学ぶのか
- 自分がよく分かっていないところはどこなのか
くらいを押さえる簡単な予習をオススメします。
そして、
今日こんなことしたな
くらいの簡単な復習もしましょう。
すると、
記憶が長持ちしますからね。
中学生は小学生と比べて急に忙しくなります。
宿題も出ますし、
部活動や習いごとをしている人はなおさらです。
なるべく
- 学校で理解する。
- 学校で覚えてしまう。
という目標を持って勉強していきましょうね。
ではでは。
スポンサーリンク