プラスチックゴミの問題!日本ではどうやって処理してる?
プラスチックのゴミ。
日本は分別して回収をしていますよね｡
もちろん私の地方でも分別していますが、
プラスチックゴミは
集められた後どのように処理されているのか知っていますか？
リサイクルされているんじゃないの？
私も単純にそう思っていました。
今回調べてみると、
日本でのプラスチックゴミの処理方法には
主に
- マテリアルリサイクル
- ケミカルサイクル
- サーマルリサイクル
の3通りがあることがわかりました。
マテリアルリサイクルは
廃プラスチックを溶かして製品に再生する方法で
コンテナ・ベンチ・シートなどの原料にされる方法です。
ケミカルサイクルは
灰プラスチックを科学的に分解して
化学原料に再生する方法です。
高炉還元剤・ガス化・油化などにされます。
サーマルリサイクルは
灰プラスチックを焼却して熱エネルギーにしたり
固形燃料にするセメント原燃料化をしたり、
温水プールでの熱利用などに使われます。
日本では基本的には収集したプラスチックは
ちゃんと処理がされています。
一方でリサイクルに回らない廃プラスチックもあり、
国内滞留として深刻化してきています。
実はこの廃プラスチックは
今までは中国に輸出して引き取ってもらっていました。
しかし、
中国側が
固体廃棄物輸入管理制度改革実施案
を公表した事により、
日本国内にあっという間に
処理できない廃プラスチックの滞留分が
増えてきているのです。
そこで
日本でもプラスチック資源循環戦略の検討が
急がれているわけです。
プラスチックゴミ問題の対策として行われていること
プラスチックゴミ問題は
- 水質汚染
- 土壌汚染
- 大気汚染
などさまざまな問題につながっています。
そしてこの問題はやがては食物連鎖によって
わたしたち人間への影響がることが予測され、
心配されています。
そして、
自然界の動物たちをも危機にさらしており、
将来的には莫大なコストとなって
私たちに跳ね返ってくるのです。
とは言っても
私たちには何ができるのでしょう?
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大きなことはできませんが、
一人一人が少しずつ努力して
プラスチックゴミを減らすことですね。
例えば、
買い物をするときに
- エコバッグを利用してレジ袋の使用を減らす。
- ペットボトル製品を避ける。
- 洗剤などは詰め替えをして使う。
本当に小さな事ですが、
みんなが少しずつ行動に移せば
大きな差が生まれてきます。
レジ袋は便利ですが
あくまでもプラスチックゴミになるものです。
昔のように買い物かごを持ち歩くことはないでしょうが
エコバッグは簡単に折りたためるため持ち運びにも
じゃまにならず、
ゴミを出さずに何度も使えるます。
紙コップの使用を控えるために
コーヒー用にマイカップ持参する。
紙コップの内側には
断熱・液漏れなどを防ぐため
プラでコーティングを施しています。
マイカップやサーモボトルなどを利用して、
紙コップの使用を減らすことも
プラゴミを減らすことにつながるんですね。
ペットボトルもとても便利ですが、
結構な量のゴミになりますよね。
安価で製造でき、
安全で便利なため普及しています。
ペットボトルに似た容器で
プラントボトルというものがあります。
プラントボトルは植物由来の素材を一部使用してるため
微生物によって分解可能な素材なのです。
ペットボトルよりコストがかかりますが
今では全世界50カ国が対策に取り組んでいます。
日本の企業にも積極的に使ってほしいですね。
プラスチックゴミの問題!中国では?
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中国では1980年以来世界各国の廃棄物を輸入していました。
それによって利益を得る業者がいたり
ゴミとして輸入した金属類などを工業製品の原料として
再利用することがゴミの輸入の大きな目的でした。
しかし近年、
中国でもゴミが急増していて
大気、水質、土壌の汚染の原因のひとつ
だと考えられるようになってきました。
そのことから
2017年に中国政府は
プラスチックを含む24種類のごみの受け入れを
年内一杯で禁止すると発表しました。
さらに、
2018年4月には、
2017年の24種類に加えて
16種類のごみの受け入れを
2019年末までで禁止する
と発表しています。
今まで中国へゴミを輸出していた国にとって
衝撃も大きいのですが
中国政府には違法性は何もないため
各国で別の対応を考える必要があります。
プラスチックゴミ問題は海にも
海に出かけると
たくさんのプラスチックゴミが打ち上げられています。
当然ですがプラスチックゴミの影響は
海の生物や海自体にも影響が出ています。
生物がエサとゴミの区別が出来ないため
誤飲や誤食がおきており、
これが原因で胃などにゴミがたまり続けて
エサを食べられなくなり死んでしまう事もあります。
生き物によっては好奇心でゴミに近寄ったり
ゴミの影にいる魚を食べようとして近づいて
魚網やロープになどに絡み付いてしまいます。
プラスチック素材は自然には返りませんので
これらのゴミはどんどん増えていく一方です。
更には
海浜植物の生育を妨げたり
海底にプラスチックが沈み
他の有機物も分解されにくくなって
ヘドロ化してしまったりと
国際的な問題となっているのです。
まとめ
プラスチックゴミが生態系を崩し
やがて私たち人間にかえってきます。
今のうちに
このプラスチックゴミ問題の対処を
しておかないと子ども達、孫達の世代では
もっと大きな問題となるでしょう。
私たちは一人の力はそんなに大きくありません。
しかし、
一人一人が少しずつ
プラスチック製品の使用を少なくすれば
大きな違いが生まれてきます。
視野は大きく
行動は足元から
環境問題解決のスローガンですね。
まずは
レジ袋やペットボトル、紙コップの使用を減らすなど
できることから始めるしかありません。
そうやって
地球環境に目を向ける人が増えることで
少しずつでも未来が変わっていくはずです。
ではでは。
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