熱中症予防に必要な水分補給量はどのくらい?
人は、
1日に2リットル~2.5リットルの水分を
尿や便などから排出しています。
つまり、
基本的に1日当たり
排出された量と同じ
2リットル~2.5リットルの水分を
摂取する必要があります。
平均的な食事をしていると仮定すると
食事から1000ml(1リットル)の水分を摂取ています。
また、
食べ物を分解する時に生じる水分を
200mlとることが出来ます。
ですから、
残りの800〜1300mlを
飲料水から摂取しなければならないのです。
ここで、熱中症予防・対策の視点から考えると
- 高温
- 高湿度
- 強い照り返し
- 運動時
は時間当たりの体からの水分の排出が
普段より多くなるということが重要です。
1日に2リットル~2.5リットル
は基本の数値です。
気候やスポーツなどによって
排出される水分が多いなら
もっとたくさん摂取する必要があるわけです。
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また、
体の水分量を一定に保っておくことも大切です。
水分が足らない状態が続いたり、
極端に体の水分が足りなくなると
熱中症のリスクは高まります。
つまり、
高温、運動時などの水分補給量は
通常よりもっと多く必要になるということです。
熱中症予防の水分補給は
日本体育協会推奨基準によると
0.1~0.2%の食塩(ナトリウム40~80mg/100ml )
と糖質を含んだものがよいとされています。
特に1時間以上運動をする時は
4~8%の糖質を含んだものを
摂る事が進められています。
熱中症予防には水分を補給するタイミングも大切!
体の中の水分量を保つと言うことから考えた場合、
水分は、1度に多く摂っても効果はないのです。
胃が吸収できる
1回の水分摂取量は200〜250ml程度とされています。
ですから、
こまめな水分補給が大切です。
人は脱水症状になると
逆にのどの渇きを感じにくくなります。
水分補給のタイミングとしては
「のどが渇く前」
にということが大切です。
運動をしていると
- ついついまだ大丈夫。
- ここまでやってキリがついてから。
などと考えがちですが、
時間を決めてそれよりも早いタイミングで
飲むようにしましょう。
特にスポーツ時は
目安として1時間に1回以上の水分補給は必須です。
できれば30分に1回は水分補給をしたいところです。
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また、
熱中予防の水分補給のタイミングとしては
- 朝、昼、夕の食事中、
- 午前・午後の休憩中、
- 運動前・中・後、
- 入浴前・後、
- 就寝前
など体の水分が減少したときが
ベストタイミングです。
ただし、
1回の水分補給で吸収できる量には限度がありますので
一気にたくさんの水分を摂るのは逆効果になることもあります。
夏バテの元になったり
尿などで排出する量が増えてしまうからです。
ですから、
飲むときはこまめに何回かに
分けて飲むことが大切ですよ。
熱中症対策飲料のおすすめランキング!
- 牛乳
カルシウムや鉄分などの栄養分が含まれていて
熱中症予防に効果があります。
- 麦茶
お茶の中でカフェインが全くなくミネラル分も
多いので体温を下げてくれます。
実は茶葉をいるときに
カフェインが大幅に減るほうじ茶も
熱中症対策に向いています。
- スポーツドリンク
塩分も含まれていますし
コンビニや自販機でも
手軽にすぐ買えるのが利点ですね。
ただし飲みすぎのは
糖分などの摂りすぎになるので
注意しましょう。
500mLのペットボトルに
角砂糖1~2個の糖分がはいっています。
- 経口補水OS-1
このドリンクはスポーツドリンクよりも糖分が少ない上に
体内にすばやく吸収されるのが特徴です。
普通のスポーツドリンクよりも多少高いのですが
これが1番おススメです。
経口補水薬基本的には
水に塩と砂糖が入れてあります。
これだけではおいしくないので
飲みやすいように加工してあります。
- 手作りのドリンク
経口補水薬を見本に
熱中症対策手作りドリンクに
挑戦してみるのも良いですね。
- 水 500ml
- 砂糖 大さじ2
- 塩 一つまみ
を500mlペットボトルに入れます。
ただし、
これでは味が一定せずおいしくないです。
レモンを足したり
砂糖をはちみつに変えたり、
少し糖分を増やすなどの工夫をして
自分好みの味に仕上げられると良いですね。
レモンはクエン酸が入っているので
疲労回復に効果があるし、
はちみつレモン味になっておいしく飲みやすくなりますから。
まとめ
私の家の冷蔵庫には経口補水OS-1が
常に置いてあります。
理由は私自身が重度の熱中症にかかってしまったからです。
意識も薄れもうろうとなってしまったのです。
体温も急上昇し汗は大量に吹き出ていました。
会社勤務していたのですがこの時娘に
電話をして迎えに来てもらいました。
その時娘が持ってきてくれたものが
でした。
即座のこの対応がよかったのですが
体温がとても高くなっていたので
熱はすぐには下がらず体調不良と下痢が続きました。
3日後よくならないので病院に行ったところ
「熱中症は年を取ると(30代後半から)
自力で回復することが困難になるんですよ」
とお医者さんで言われました。
点滴を打ってもらって
快復しました。
病院に行かなかったら
完全に回復するのに1ヶ月かかる
事もあるとも聞きました。
たかが熱中症なんて侮ることはできませんね。
ですから、
こまめの水分補給
やばいと思ったら経口補水OS-1!
と思って冷蔵庫に忍ばせています。
皆さんも手遅れにならないよう
前もっての対策をしてくださいね。
そしてどうにもならなくなったら
病院へ必ず行きましょう。
ではでは。
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