つれづれ日記

気になったことを詳しく調べて私見を交えわかりやすくお伝えします

プラスチックごみの処理方法は?どれくらいリサイクルできてるの?

プラスチックゴミ 処理方法

今やゴミ問題としては1番目に挙がるほどの

プラスチックゴミ。

 

プラスチックゴミの処理方法は

主に以下の3通りがあります。

 

 

廃プラスチックを溶かして

もう一度プラスチック原料や

プラスチック製品に再生する方法

マテリアルリサイクル。

 

廃プラスチックを化学的に分解して

化学原料に再生する方法

ケミカルリサイクル。

 

※化学原料というのは

製鉄所で使う還元剤やコークス

化学工業原料や生成油、

または燃料などのことです。

 

廃プラスチックを焼却して

熱エネルギーを回収したり

固形燃料にする方法

サーマルリサイクル。

 

です。

 

中でもサーマルリサイクルが

処理手法としては1番多くなっています。

 

サーマルリサイクルでは

取り出した熱エネルギーを利用して

温水プールを稼動させたり

電気を作ったりしています。

 

一般家庭からの廃プラスチックより

産業系廃プラスチックの方が材質が均一で

利用しやすいため

マテリアルリサイクルに限っていうと

全体の30%を産業系廃プラスチックで占めています。

 

プラスチックゴミを分別する理由は?

プラスチックゴミ 分別 理由

実は以前は

プラスチックゴミを全て

不燃ごみとして処理してました。

 

しかし、

埋立地不足や環境問題などの関心が高まり

産業廃棄物の減量や資源の再利用など

産業廃棄物の適正な処理が必要となってきたのです。

 

そこで容器包装のリサイクルを制度化した

「容器包装リサイクル法」

が施行されました。

 

この制度が出来たことで

プラゴミを分別するようになったのです。

 

この制度は

消費者・自治体それぞれに

役割が分担されています。

 

消費者には自治体のルールに従って

ごみの分別をして出す

ごみの排出抑制に努めるという

努力目標が義務づけられています。

 

自治体には

家庭から排出される容器包装廃棄物を分別収集し、

指定法人に引き渡すという役割が決められています。

 

リサイクルできるものはリサイクルするという事が

結果的に産業廃棄物の減少につながり

私たちが住んでいる地球を守ることになるのです。

 

一人一人の小さな努力が大きな違いを生み出す

というのが分別収集の理由だったのですね。

 

プラスチックゴミのリサイクル率はどのくらい?

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日本はプラスチックの分別回収は

世界でもトップクラスです。

 

国連が2018年に発表した報告書でも

「日本の回収は世界が見習うべき」

ともいわれています。

 

そして分別回収されたプラスチックは、

リサイクルされる事を前提としているのですが

その割合はどの程度なのでしょう?

 

日本が発表している数字では、

日本のプラスチックのリサイクル率は84%

発表されています。

 

世界的に見てもかなり高く

コンビニやスーパーで買い物をした食品トレーや

ビニール袋もたくさんの人が分別してプラスチックごみとして

捨てるようになっているため

これもらもリサイクルされているとされています。

 

このような発表を聞くと

日本のプラスチック対策は進んでいて

プラスチックのゴミの問題も

さほど大きな課題では内容に思うかもしれません。

 

しかし、

残念ながら、そうではありません。

 

結果として日本では

回収したプラスチックの7割以上を、

“燃やしているだけ”

なのです。

 

もちろん

その時の熱エネルギーは

利用していますが・・・。

 

つまり

サーマルリサイクル

ですね。

 

詳しい数字を見てみると、

現在家庭から出たプラスチック製容器包装については

約20%がマテリアルリサイクルやケミカルリサイクルとして

リサイクルされています。

 

そして、

ゴミとして燃やしたときの熱で発電し

熱利用されているサーマルリサイクルが約60%です。

 

私たちが一生懸命

分別回収した廃プラスチックは

きっと新しいプラスチック製品に

生まれ変わったりしている

と思っていませんでしたか?

 

残念ながらこれが実状で

実際にはほとんどが

国内で燃やされて消えてなくなっているのです。

 

しかし統計上はリサイクルとして発表されている。

これは嘘ではないわけですが、

矛盾している感じがするのは私だけでしょうかね?

  

 正直に言うと、

もう少しリサイクルされているのかな?

と思っていたのですが・・・

  

プラスチックごみは分別不要だという意見もありますが・・・

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私たち人間は毎日飲食するたびに少しずつゴミが出ます。

これは仕方がないことだと思います。

 

分別は必要ないという主張の根拠には

  • リサイクル用として使える割合が少ない
  • リサイクルする方がコストがかかる
  • リサイクルをするほうが資源を余計に使う

などの意見があります。

 

この主張の中で

人件費まで込みで考えた場合、

リサイクルをするよりも

新しくプラスチックを作った方がコストかからない

というのは事実だということ。

 

しかし、

金銭面だけで物事を考えるのは

経済的には正しいかもしれませんが、

環境面への配慮を無視した考え方だと言えます。

 

もあります。

 

プラスチックノ再利用単体で考えたら

再利用の方がコストがかかるのかもしれませんが、

破壊した環境を元に戻すためのコストまで含むと

やはりリサイクルを進めた方がコストも下がるのではないか

と想像します。

 

だって、

想像もしないところで悪影響が出るものですからね。

 

自分たちの子供や孫、

更に未来に影響があると思えば

分別するメリットは

目先のお金では計れないものがあるのではないか

と私は思います。

 

まとめ

 

今回プラスチックゴミのことを調べて

リサイクルの行われ方やその割合について

また、リサイクルを推奨することになった

経緯などについて知ることができました。

 

未来の子供たちに負の財産を残さないよう

リサイクルが

今私たちができることであり、

しなければならないことであるとよくわかりました。

 

これから技術が進み、

もっといいリサイクル方法が見つかるかもしれません。

 

できれば効率よく安価でできるリサイクル方法が見つかり、

どんどんリサイクルする人や国が増えていく日が

1日も早く来る事を望んでいます。

 

一人一人のできることは小さいかもしれませんが、

この取り組みが世界のたくさんの人によって

行われるようになることを願っています。

 

ではでは。

kondoux.hatenablog.com

 

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