つれづれ日記

気になったことを詳しく調べて私見を交えわかりやすくお伝えします

学童保育の指導員になるためにはどんな資格を取得する必要があるの?

学童保育 指導員 資格

子育ても一段落して、

「自分にできることはないか」

と考えている主婦の方も多いのではないでしょうか?

 

 

町でよく見かける学童保育

 

放課後児童支援員

地方公共団体から認定される資格です。

 

子育ての経験もあるし、

やってみたいと思う人もいるかもしれません。

 

学童保育指導員になるためにはどうすればいいのでしょう?

 

必要な資格がや条件を調べてみました。

 

学童保育士指導員になるには、

全く資格を持たない人であっても

2~3か月の期間に

1回につき4~8日間程度

の日程で組まれたカリキュラムを受けると

資格を有することができます。

 

どれくらいの研修が必要かは都道府県によって

ちがいますので確認が必要ですが、

その気になれば資格を取ることは難しくはありません。

 

カリキュラムは

6分野、16科目、24時間(1科目90分)で構成されており、

保育士や社会福祉士などの資格をすでに持っている人は

持っている資格によって研修科目の一部が免除となります。

 

資格をすでに持っている人は、

研修を申し込むときに申告することで免除が受けられますよ。

 

一部免除になる条件は7つあります。

  1. 保育士の資格を持っている
  2. 社会福祉士の資格を持っている
  3. 高卒以上に相当する学歴があり2年以上児童福祉事業での勤務経験がある
  4. 教員免許を持っている
  5. 大学か大学院で、社会福祉学、教育学など、該当する課程を修めて卒業している
  6. 大学にて、該当する学科の単位を修得し、大学院への入学が認められている
  7. 高卒以上に相当する学歴と2年以上学童保育の仕事経験があり、市町村長の認可がある

上記のうちどれか最低条件1つでもクリアしていれば免除が受けられます。

 

ただ、人手不足の状態が現状で、

研修を実施していますが、

もともとは保育士資格・小学校教諭・児童指導員

などの有資格者を採用条件にしていた自治体も多いようです。

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学童保育の指導員、求人はどのように探せばいい?

学童保育 指導員 求人

学童保育指導員の求人の探し方は簡単です。

 

保育士向けの転職サイトや一般の転職サイトでも

学童保育

と検索すれば見つかります。

 

公立であれば、

「地域名 学童保育指導員」

というキーワードで検索すればOKです。

 

私の地方では地域で発行されている情報誌にも求人が載っていました。

そんな形でも探す事ができますよ。

 

他にもハローワーク求人情報誌でも扱われている事もあります。

この仕事をやってみたい人は一度調べてみるとよいですね。

学童保育の指導員って正社員待遇はあるの?

学童保育 指導員 正社員 待遇

学童保育の求人はパートやアルバイトの形態が多いようですが、

正社員の募集もきちんとあります。

 

給料は

  • 年齢
  • 経験
  • 施設が民間か公営か

でも違いますが

月平均15万前後というところです。

 

イメージとしては、 

仕事は夕方前から親が迎えに来る6~7時頃までの勤務。

 

フルタイムの保育園などとは違い、

かなり楽なようにみえますが

悩みも多いようです。

 

まず、

小学校併設の学童保育から見てみましょう。

 

  • 10時くらいに出勤
  • 13時くらいから子供たちを預かる
  • 17時半くらいまで子どもと過ごす。

その後会議や雑務をこなし

  • 19時に帰宅という形が一般的です。

 

子供を預かっている間は宿題やおやつ、自由時間 

など子供たちと過ごし季節ごとにイベントを行ったりもします。

 

平日夕方の親代わりですね。

 

基本的に土・日・祝は一応休みのところが多いようですが

学校が長期休暇だったりイベントがあれば

休日や祝日も出勤の可能性があるようです。

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学童保育指導員の3つの悩み

学童保育 指導員 悩み

①人員不足

学童保育1ヵ所につき、

2人以上の職員配置が義務付けられていますが、

地方では人手不足により

1人の職員の配置でもいいという方針が示されています。

 

この基準は2015年に出された

放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準

によるものですが、

 

4年間の間に緩和され、

この基準は

従うべき基準から

参考にすべき基準

となったのです。

 

つまり、

「絶対」であったものが

「できれば」という基準に変更されたのです。

 

保護者から反発はあるものの、

人手不足が否めないのが現状のようです。

 

②場所の課題

保護者からも

学童保育は学校内でしてほしい

という声は多く、

学童保育の半分は校内に作られています。

 

しかし、

学校を活用しようとすると

先生方があまりいい顔をしないようです。

 

そもそも学童保育の管轄は厚生労働省

学校の管轄は文部科学省と異なっているのが

主な原因のようです。

 

現在は両省とも学校活用できるように

意識を変えようとしているところです。

 

なわばりですかね?

 

③お金の問題

これは学童保育指導員の年収のことです。

学童指導員の半数は年収が150万円未満だということです。

 

たまにニュースで取り上げられることもありますが

給与や労働条件がなかなか改善されないのが現状です。

 

学童保育の国庫補助金は年々拡大されていはしますが、

保育園などと比べてもと1桁少ないのです。

 

利用者が増えているが予算が回ってくることはなく

これからも厳しい状況となっています。

 

必要なところには

しっかりとお金をかけてほしいところですよね。

 

学童保育指導員だけでなく、

保育士さんや学校の先生も足りなくなってきている

ということですよ。

 

一人当たりの給料を上げたり、

仕事を分け合う職員の人数を増やしたりできるよう

考えてほしいですね。

 

人を育てるっていう大変だけど大切な

やりがいのあるお仕事を

やりたがる人が減っているのは、

その仕事内容や待遇が悪いからでしょうから。

 

まとめ

国からの補助金が少なく人手不足は否めない現状です。

しかし、やりがいのある仕事ではないかと私は思います。

 

最低限条件さえクリアしていれば研修を受けるのみで

簡単に指導員になれます。

 

不足している今だからこそ、

自分の子育ての経験をいかして

できるお仕事ではないかと思います。

 

ではでは。

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