つれづれ日記

気になったことを詳しく調べて私見を交えわかりやすくお伝えします

残業をしない人は嫌われる?働き方改革は意識だけではダメ!

残業 しない 人 嫌われる

最近始まった

わたし、定時に帰ります

というドラマ。

 

ネット上ではその行動がまぶしすぎて

  • 心が折れる
  • 見ていられない
  • 自分の状況が悲しくなる
  • きれい事だけではやっていけない
  • 人間関係をこじらせてしまうのは嫌

などの意見が挙がっています。

仕事は生活のためにするもの。

仕事はやりがい、生きがい、社会貢献。

 

どちらの意見にも一理ありますが、

やはり、仕事だけの生活は潤いに欠けると思うのは

私だけではないはずです。

 

でも、ネット上の声のように

現状、残業をしないとやっていけない。

  • 仕事が終わらない。
  • 残業手当が生活の大きな支え。
  • 職場の人間関係が・・・

という声を良く聞きます。

 

定時退社ができることが望ましいですが、

仕事の量を単純に減らすなら、

会社の利益は目減りするわけで、

 

人を増やせばやはり人件費がかかる分、

会社の利益は目減りしてしまうことになります。

 

会社に利益がなければ会社自体もなくなってしまうわけで・・・

悩みどころです。

 

仕事の量がそのままで

時間当たりの仕事量を上げることがベストですが、

そんなスーパーマンみたいにみんながなれるわけもなく・・・

 

でも、

仕事が終わったら残業せずにスッパリ退社する。

 

「残業するのが美徳」という考え方を改め、

 

 

「えっ!あんなに仕事あったのに定時で帰るの?すごい!」

と定時で帰ることに対する意識を

働く側が変えなければいけないですね。

 

そうした意識が共有できるようになれば

残業をしないからといって

人間関係を壊すようなことは無くなるはずです。

 

働き方改革の目指しているものは 

の3本柱からなっています。

 

目指すところはいろいろな人の幸せにつながっていますが、

昨今成立した

働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律

がもたらしている現状は

  • 会社に残れない分持ち帰って仕事をしている。
  • 今までよりオンとオフの区別がつきにくい状態になってしまった
  • しかも残業手当が支払われなくなった。

という悲鳴もです。

 

 

このままでいいのでしょうか?

いいはずがありません。 

残業しない新人が増えている?

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日本では、

残業をするのは

いい事だと思っている風潮があります。

  • 会社への奉仕の精神
  • 一生懸命

そんな風に年長者にはすり込まれているから

新人が残業をしたがらないことに納得がいかないのでしょう。

 

でも、定時で仕事が終わっているのなら、

それが一番です。

 

自分が若い頃は・・・

 

なんて言い始めたら

パワハラ時代錯誤といわれてしまうのがオチ。

 

そんな世の中になってきてしまっているのですから。

 

新入社員の意識を変えるより、

自分の意識を変える方が簡単かもしれません。

 

そして、

きっちりと仕事を与えることです。

 

「ほう・れん・そう」

「報告・連絡・相談」

は昔からよく使われている仕事格言ですが、

 

いまは

「ほうれんそうのおひたし」

なんですって。

 

報告・連絡・相談を新人に徹底させながら

お・・・おこらない

ひ・・・ひていしない

た・・・たすける

し・・・しじ(指示)をする

をこちら側が徹底する。

 

なんだか、損な役回りですよね。

 

先輩には

怒られ、けなされ、自分で考えろ!

なんて言われてきた私たち世代は

後輩の機嫌を伺いながらサポートしなくてはいけない。

 

そんな世の中なんです。 

 

新人の気持ちを変えるより、

仕事のシステムを変え、

効率的に仕事を終え、定時退勤を目指す

ことを考えることが大切なのでしょうね。

 

残業をしない人の特徴は?

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良い例としては仕事ができる人。

就業時間内に仕事をさばいてしまう人。

この人には残業をする必要が無いですからね。

 

そんな人の特徴は

段取りの良さです。

 

その仕事を仕上げるのにかかるだろう見込み時間と

実際に仕事にかかる時間が大差ない。

 

仕事の優先順位と納期がしっかり頭に入っている。

 

まず当日することを明確にし、

仕事の順番に書類を置くなどの工夫をし、

予定通りに仕事をこなして

予定通りにそつない仕事をする人ですね。

 

こういう人を見ていると、 

「残業は美徳」ではなく、

時間内に仕事を終わらせる人こそが美徳だ

と思えます。

 

まぁ、簡単に言えば能力の高い人なんでしょうけどね。

 

でも一方で

  • 責任感がない。
  • 仕事を任せられない。

だから与えられる仕事量が少ない。

よって早く仕事が終わって定時で帰れる。

 

 なんていう人もいるのが実際の所。

 

仕事場の雰囲気や人間関係が悪くなるので

どうにかしてほしいところですが、

なかなか難しいところですね。

 

正社員をやめさせることは難しいですから。

ちゃんと段取りを踏まないと

訴訟沙汰に発展するケースも少なくないですからね。

 

そう思われて仕事を続けるのは自分なら嫌だけどな・・・

でも、生活もありますからね・・・。

 

残業しないと仕事が終わらない事も問題

残業 しない 仕事が終わらない

しかしながら残業しないと終わらない仕事がある

という職場があることも事実です。

 

 

このような職場は人員が明らかに足らないのに

今いる人を働かせているという事です。

 

こんな職場がたくさんあるのに国はのんきに

働き方改革」をうたっています。

 

この「働き方改革」は一体誰のためのものなのでしょう?

 

会社の財政に余力のある

一握りの大企業で働く人だけ?

 

その下で支える中小企業にこは、そんな余裕はありません。

 

どう改革を進めていくか。

実現可能な施策が求められています。

残業しないと給料が少ないという切実な問題も

残業 しない 給料 少ない

大企業ならともかく

中小企業では残業手当が生活を支えている

という現実もあります。

 

基本給を抑え、

残業手当ありきの給与体系になっている。

それなのに残業ができないのであれば

生活に支障が出てしまいます。

 

国の規制や罰則があるから残業を減らしましょう。

という事だけでは困る人もたくさんいるのです。

 

残業ありきで作られているシステムを変えずに

残業をなくすのではシステムエラーが起こるだけ。

 

一部の責任感の強いお人好しに仕事が集中し、

そんな人が過労死する確率が以前より増える

ことにもつながりかねません。

 

むしろ、過労死する人の数だけなら増えてしまうかも!? 

 

本気でこの改革を無策のままし続ければ

特に社員の残業があるから仕事が回っている中小企業は

立ちゆかず倒産することもおうおうに考えられます。

 

このシステムエラーを

同じ仕事を維持しながら解決するには

人員の増加か社員の能力向上しかありませんからね。

 

資金力のある大企業ならまだしも、

下支えの中小企業では厳しいです。

 

設ける基準も難しいところではありますが、

本気で改革を進めるためには助成も必要でしょう。

 

まとめ

 

今回の「働き方改革」は

まだ本当に国民のためにはなっていません。

 

実際に甥っ子も

「こんな働き方をしていたらうちの会社はやっていけない」

と嘆いていました。

 

一人一人が自分の生きがいを持ち、

豊かに暮らすという方針には強く賛同できますし、

残業をなくし有給の取得率を上げる国の政策そのものは

支持したいところです。

 

しかし、それがままならない企業の方が多い

ということに国は目をつぶってはいけないですよね。

 

以前テレビでカナダのバス会社の代表が、

仕事の大変さや劣悪な環境を知り、変えるために

新入社員として現場に行き、

教わりながら一緒に仕事をする番組がありました。

 

 

日本の政治家の方達にも

中小企業に勤める大多数の国民の生活を

しっかりと把握してもらいたいものです。

 

ではでは。

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