つれづれ日記

気になったことを詳しく調べて私見を交えわかりやすくお伝えします

左利きは矯正すべきか否か!昔よく聞いたけど今はどうなの?

左利き 矯正

私、実はイクメンパパです。

 

我が家の上の子は右手で何でもしますが、

小さい頃、投げるのはどちらでも同じように投げ、

サッカーをしていたときは、

左足の方がキック力がありました。

 

特段矯正はしていませんが、

もしかしたら、左優位だったのかもしれません。

 

 

上の「左の方が~」

みたいな話は

小学生の高学年になってから

初めて聞いたことだったので、

子どもの頃から与えていたグローブは

右利き用だったんですけどね。

(これって矯正?)

 

お箸もペンも右です。

たまに左で持ってましたが、

器用だね。

くらいで放っていました。

 

衝撃の「左の方が使いやすい発言」を聞いて、

スポーツに関しては

左利きが有利な面が多いので、

そのまま左を伸ばしてあげられたら良かったのに

とも思うくらいです。

 

左利きを矯正しなければならない根拠は

全くないですからね。

 

むしろ、

矯正による弊害が心配される

というのが現在の定説です。

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左利きを矯正した方が良いと言われるそもそもの理由は?

左利き用はさみ

 

左利きを矯正して右利きに。

 

これは、日本人の

「長いものには巻かれろ」

的な発想が元になっています。

 

現在、

左利きの割合が10%ほど

(8%~15%)

と言われる中で、

 

昭和前半世代では

矯正をすることが主流だったので、

もっと少数派だったはずです。

 

絶対的な少数なので

「親の躾がなっていない」

など、後ろ指を指されることも多かったとか。

 

昔は親の世間体や

子どもが将来差別を受けないように

矯正をしていたわけです。

 

と、言い切ると語弊もありますが・・・

 

確かに、

道具類を考えると、

多数派(右利き)にあわせて作られますから

左利きの不便はあったことでしょう。

 

英語や日本語でも横書きをするときには

右利きの方が動きはスムーズです。

 

そんなこともあって、

左利きのままじゃかわいそう。

右に矯正しなくては。

 

という発想が主流だったわけですね。

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左利き矯正をするメリットは

左利き 砂遊び

年長者ほど多い割合で

「右利きがまとも」

 

という感覚を未だに持っているので、

たしかに

そういった偏見から逃れやすいということは

一つのメリットかも知れません。

 

また、

習字、英語の書き取りや

はさみや固定電話のコードなどの

道具に不便を感じにくくなる

というメリットがあるとは言えるでしょう。

左利き矯正のデメリットは

左利き 赤ちゃんから

もともと右利きの人は

右手の方が使いやすいから右利きなわけです。

 

左利きの人は、

左利きの方が使いやすいから

左利きなんです。

 

使いやすい手を使わないことが

既にデメリットだと言えるでしょう。

 

左利きは生活習慣による物ではなく、

生まれつきの個性であるという説が濃厚です。

 

説1

生まれる前から決まっていて、おなかの中で利き手の指をしゃぶっている。

 

説2

利き手は右脳、左脳のどちらの運動野を使うかによって決まる。

 

説3

4才以前はみんな両利きである。

 

「いつから利き手が決まるのか」

については上記のように諸説ありますが、

どれが正解であっても

無理矢理右利きに矯正することが

よいことだとは思いません。

 

 

説1、2であるのならば、

利き手を矯正することによって

元々の体の機能とのリンクが

うまくはたらかなくなる可能性も考えられますね。

 

説3であるのならば、

両利き大歓迎。

便利きわまりない。

 

右利きの人は矯正して左利きに

なんて、あまり聞かないから、

左利きの人は両利きになるちゃゃんすかもしれませんね。

 

あくまでも目指すのは両利きで、

右利きではないと思いますが・・・

 

左利きを矯正すると発達障害になる?

右ってどっち 左ってどっち

発達障害というのは、

先天性の脳の違いによるものですから、

矯正によって後天的に起こることはありません。

 

ただし、矯正によるストレスで

夜尿症やチックが出るという話はよく聞きます。

 

そして、矯正をやめたとたんに治まったという話も。

 

右利き矯正することで、

「右」と「左」をとっさに判断することが

難しくなる症例も多いとのことです。

 

脳が関係しているという説もありますが、

単純に

お箸を持つ方が右とか、

鉛筆を持つ方が右などと言われることも多いので、

特に小さい子どもは混乱するでしょうね。

 

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左利きを矯正された人の意見は

ケース1

左手を使うとたたかれた。

何かをするときに、

「どっちの手でするんだっけ?」

と考えて右手を使うようにした。

 

ビクビクしていた気がする。

すごくストレスだった。

 

今は右手で何でもするけど、

当時は何をするのも自信がなかった。

 

あれは虐待だったね。

 

自分の子が左利きなら絶対に矯正なんかしない。

 

 

ケース2

うちの親は

「右手もやってごらんよ。」

くらいの感じだったので

そんなにストレスは感じなかった。

 

結局、字を書くのだけは右になった。

 

左手よりも計算とかはしやすいし、

矯正してくれて良かったって思っている。

 

 

ケース3

左手を紐で縛られて、

右手しか使えないようにされた。

 

だから、

全部右でできるようになった。

 

小さい頃の話だから

良く覚えていないけれど。

 

 

一方、左利きの人の意見

自分は左利きです。

世の中の道具が右利きを基準に作られているので、

不便だって言う声もありますが、

何年も左利きをしてれば慣れますね。

 

むしろ、

何回もやっている内に

右手でもできるようになったこともあります。

 

だから、今は

そんなに不便を感じていないです。

まとめ 左利きの矯正はしないでもよいのでは

ケース1のように、

無理矢理矯正をしようとして、

子どもが萎縮するような圧を加えることは

到底オススメできません。

 

もちろん、ストレスの感じ方は

人によって異なるので、

一概にすることはできないのでしょうが・・・。

 

子どものためと思ってしたことで、

夜尿症やチック、

自信がなくて消極的な子どもに

育つ可能性は否定できませんからね。

 

左利きに生まれたことは、

何も悪いことではありませんから。

 

もし、気になるようでしたら、

ケース2のように、

子どもが「やってみようかな」

と思うような働きかけをした方がよいですね。

 

そして、あくまでも

右利きにすることではなく、

両手が使えて便利。

 

という目標設定がベストでしょう。

 

左利き用のグッズも今ではいろいろ出ていますが、

どこにでも準備してあるわけではないし、

いつも持ち歩くことはできませんからね。

 

不便は感じても

慣れていくこともできますからね。

 

左利きの人の中には、

 

左利きを自分の個性と認めてくれて、

変に矯正をしなかった親に

感謝している

 

という人もたくさんいるようですよ。

 

参考になれば幸いです。

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