はやぶさ2のタッチダウンとは?何が目的なの?わかりやすく!
今回の2回目のチャレンジは
「失敗したら1回目に採取した試料を持ち帰られなくなる」
というリスクをはらんだものでした。
凄いことです。
でも、
- 「タッチダウンとはそもそも何?」
- 「何が目的だったの?」
といった疑問を持つ人もいると思います。
そこで、今回は、
などについてわかりやすく紹介していきます。
それではまず、
タッチダウンの意味ですが、
タッチダウンは「接地」という意味です。
ですから、
今回のニュースは、
という内容のニュースになります。
そして、
タッチダウンの目的は、
小惑星の表面のサンプルを採取するため
です。
しかし、
小惑星の表面の物質は風化などの影響で
正確な情報が得られない可能性があるので、
人工的に穴を掘って地下のサンプルを採取する方法を使っています。
そして、
このタッチダウンはとても難しいものなのです。
タッチダウンには、
着陸するためには細かな条件がたくさんあります。
まず、
タッチダウンするためには広くて平らな場所が
必要になります。
しかし、
タッチダウンできるような平らな場所がなかったのです。
ですから、
タッチダウンは成功はとても難しいものだったんです。
では、そこまでして
その目的について説明します。
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はやぶさ2のタッチダウンの目的とは?
- 惑星の起源
- 地球が誕生した理由
- 海の水はどのようにしてできたのか
などの生命の起源を解明するために行われました。
タッチダウンによって採取した試料に
生命の起源を解明するカギがあるのでは?
と願ってのことです。
もちろん、
理由があります。
同じ時期に生まれた星だからです。
太陽系が誕生したときに他の小惑星は、
星同士の衝突などの影響で高温になり、
変質してしまっています。
しかし、
リュウグウは太陽系が誕生した時にできたので
衝突などの影響がなく、
低温の状態を維持していています。
ですから、
リュウグウは変質の影響を受けておらず、
太陽系が誕生した時の状態のまま維持されている星
だと考えられています。
また、リュウグウは
生命の起源を解明するために必要な
炭素系の物質を多く含んでいる惑星なのです。
よって、
タッチダウンを成功させ、
生命の起源を解明するための
新しい手がかりが得られる可能性がある
と考えられ期待されているわけなんですね。
次項では
について紹介します。
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はやぶさ2のタッチダウンはいつ行われたの?
1回目のタッチダウンは、
2019年の2月22日に行われました。
もともとは
2018年10月の下旬に予定されていましたが、
特に難易度が高く、
タッチダウンに向いている着陸地点を見つけることができず
延期されたのです。
そして、
ついに2019年の2月22日に
1回目のタッチダウンを成功させたのです。
2回目のタッチダウンは2019年7月11日に
予定どおり行われました。
2回目のタッチダウンは失敗してしまうと、
1回目のタッチダウンで採取した物質も
地球に持ち帰ることができなくなってしまうので、
1回目にもまして注目を集めたチャレンジとなったのです。
そして、予定通り
2019年7月11日に
2回目タッチダウンが成功しました。
そして、
2回目のタッチダウンでは
人工的にクレーターを作って地下の物質を採取する
プロジェクトに成功しました。
これは前例のない、
世界初の実績となったわけです。
今回、
日本の技術の粋を集めた
地球の起源や生命の起源が解明されることに
また一歩近づくことができました。
まとめ
今回紹介した
世界で初の快挙となりました。
まだまだ、わからないことが多い
生命の起源を解明する手がかりが増えたことは、
私たちにとってもとても大きな出来事ですね。
はやぶさ2が、地球に帰ってきたときに
私たちの生命の起源の解明にどのような影響が
あるのか今後に期待が高まります。
2回目を行う決断凄いですよね。
巨費を投じた事業だから失敗はしたくなかったはず。
でも、リスクを取らないとリターンも少ない。
まぁ、そこにたどり着けるようになったこと。
そして、1度のタッチダウンを成功させたこと。
このこと自体が次につながる成果でもあるわけですが・・・。
やっぱり勇気のいる決断だったでしょうね。
無事帰還して、
分析が終わってからの
続報を楽しみにしているところです。
ではでは。
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