つれづれ日記

気になったことを詳しく調べて私見を交えわかりやすくお伝えします

高齢者が運転した車が事故を起こしたとき責任が問われないことがあるって本当なの?

高齢者 運転 事故 責任

つい先日も

高齢者が運転していた車が

自転車の親子にぶつかり亡くなるという

痛ましい事件が起きました。

 

 

たくさんの負傷者もあり問題となった高齢者の車の運転

 

最近ではこういった

高齢者が起こす事故の報道

とても多いですね。

 

こういった死亡事故を起こした場合、

年齢に関係なく、

基本的には加害行為を行った本人に

損害賠償責任があります。

 

しかし、

民法714条の「監督責任」により

高齢の親が認知症だった場合、

「事故を起こす可能性がある」

と分かっていながら放置していたという場合は

家族が責任を問われる可能性があります。

 

こうしてみると

特に認知症と認められていない場合は

高齢であっても必ず責任は問われるわけです。

高齢者が運転して事故を起こした事例

高齢者 運転 事故 事例

  • 複数の車に衝突した後、歩道の人をはねて死亡させた
  • 兵庫県中国自動車道上り線を約20キロ逆走した。
  • 福岡県で軽乗用車が病院玄関に突っ込んだ事故。
  • 逆走ドライバーが女子高生を次々とはねた事故
  • 前橋市北代田町で対向車線にはみ出し、斜め向かいの民家の塀に衝突した後、自転車で通学途中だった女子高生2人に衝突。
  • 神奈川県横浜市で軽トラックが小学生の列に突っ込んだ。
  • 商店街の空き店舗に突っ込む事故

など、高齢者の運転で起きる事故が年々増えています。

 

単純に高齢者が増えたこともあるのでしょうが

原因はそれだけなのでしょうか?

高齢者の運転事故の原因はどんなこと?

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高齢者の事故原因には

  • 視界が狭くなること
  • とっさの反応が遅れること
  • 聴力が低下すること

など体の機能の低下によるところが大きいです。

 

また、

その機能の低下を自覚していなかったり、

これまでの長い運転歴から

自分の運転に過剰な自信を持っているドライバーも多いため、

免許の返納を先送りにしていることも上げられています。

 

視界が狭くなる事により

視界の外側からくる

自転車や歩行者を見落としたり、

交差点に入って、特に右折時の

出会いがしらの事故が多いと言われています。

 

また、

年齢と共に水晶体が濁ってしまうため

景色がぼやけて見えるようになり

信号や道路標識を誤認識したり、

見落としたりするなどの事故が多くなるのです。

 

突発的な事態になったときに

ハンドルやブレーキ操作が遅れたり、

パニックになってしまうことも

事故を起こしたドライバーの証言から

よく分かります。

 

聴力が鈍くなることで、

状況の感知や予測がしにくくなります。

 

ラクションや緊急車両のサイレンの音が聞こえず、

反応が鈍くなる事で起こる事故もあります。

 

以上のように年齢が増すごとに

体の不調も増していきます。

 

しかし、本人には自覚が乏しいことも多いのです。

 

家族での

「今後の運転について」

の話し合いが必要ですね。

高齢者の運転は事故の割合が本当に高いの?若者の無謀運転との違いは?

高齢者 運転 事故 割合

近年は高齢者の事故が目立ち、

問題視されていますが、

高齢者の事故率はどれくらい高いのでしょう?

 

実は若者の事故もかなりの割合なのです。

特に10代から20代の事故率はとても多いのです。

 

若者は運転が未熟なこともありますが、

経験のなさ、無鉄砲な自分本位な運転など、

危険な運転をしている人が多いということです。

(割合的な話です。)

 

若者の事故は、

安全運転の意識の低さと技術の足りなさから起こる事故。

 

高齢者の事故は、

安全運転の意識の技術・能力が追いつかなくなる事で

起こる事故。

ということです。

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4~5月。

特に5月は死亡事故を含む

交通事故が起こる率が高い月です。

 

若いドライバーが増えること。

新しい生活で、

知らない道路を通行するドライバーが増えること。

小学生低学年の通学なども原因だと言われます。

 

そうは言っても年代別に事故の原因を見ると

特に80代の事故原因を見ると

  • 信号無視
  • 優先通行妨害
  • 歩行者妨害
  • 一時不停止
  • 安全不確認

などが原因の多くを占め、

20代の事故件数を超えていました。

 

 若者の暴走運転よりも高齢者の事故確率が高い

ということが統計上現れています。

 

まとめ

私個人の考えとしては

認知症に関わらず人は年をとれば

若い頃から比べれば体の反応も鈍りますし

反射神経は格段に劣ると考えています。

 

これはお年寄りも含めて誰しも納得する事ですよね。

 

もちろんこれは自分も含めての事です。

 

私も今まですぐに反応できていた事が

ゆっくりペースになっているのを感じますから。

 

私の父は車の運転はしませんでしたが、

70歳のときに自転車に乗ることを控えるように

伝えました。

 

本人はまだまだ大丈夫

と思っていましたが

「後ろから見てると年寄りの乗っている自転車は危ないよ」

と伝えたのです。

 

私の場合は父が近所に住んでいましたので、

「何かあったら車で送るから。」

とも伝えました。

 

本人は家族の迷惑になるからと遠慮していましたが、

事故に遭ったり、事故を起こしたりされることを考えたら

小さな話です。

 

自転車でも加害者になって

数千万円の賠償命令が出た話も聞きますからね。

 

車の場合は危険度はさらに増します。

 

思い鉄の塊が

速いスピードで動くのですから。

 

運転というのは老若男女関係なく

ある意味凶器を運転しているのと同じです。

 

間違った使い方をすれば大事故に繋がります。

 

家族が危ない事を本人ときちんと話し合い

ある程度の年齢や自分の親の行動を見て

運転免許証の返納を促す事も大切なことだと考えます。

 

事故を起こしてから、

人を轢いてしまってから、

更には死亡事故を起こしてしまってからでは遅い

という事を家族みんなで考え、

話し合う機会を持たなくっちゃですね。

 

ではでは。

 

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