つれづれ日記

気になったことを詳しく調べて私見を交えわかりやすくお伝えします

反抗期の娘にどう対応したらいい?中学生思春期女子の複雑な心理

仲良し家族

昔はこうだったのに

反抗期は、自立の一歩。

自分の価値観ができはじめ、

今までは全てであった自分の環境、

親の価値観に対して反発を覚える。

 

そんな成長の過程です。

 

なんて言われても、

 

反抗期まっただ中の娘さんと対峙している

特に母親の心労たるや並大抵のものではないでしょう。

  

反抗期の娘が嫌い、憎い・・・

「大好き!」と屈託のない笑顔で声をかけてくれていた娘に

「ウザッ」「クソババア」などと暴言を浴びせられる。

 

 

そんな悲しい状況にならないためにも

もしなってしまったときにも

対処できるよう、

 

今回は、

思春期を迎えている中学生の環境と心理、

その対処方法についてまとめていきます。

 

詳しくはその後の記事の中で説明していきますが、

端的に望ましい対応を箇条書きしておきますね。

 

  • 娘なりの頑張りを認める

   人との比較をしない

  • 自己決定させる

   話し合いをしながら、自分でどうするかを決めさせる。

  • 頭ごなしに怒らない、否定しない

   「そんなのあなたには無理」は可能性を奪い

    次に相談する気も奪います。

  • 感情的になったらフォロー

    感情的になってしまったら、

    時間をおいて冷静に話す。

    または、父親に話してもらう。

  • 一人の女性(大人)として扱う

    大切にされている実感を与える。

 

我が家でもたった一つ言葉を変えただけで、

ずいぶんと反抗が治まりました。

 

もちろん、子どもの様子が変わるにしたがって

他の言葉かけも自然と変わったところはあるはずですが、

最初に意識したのは

 

「頑張ってね(がんばれ)」

「頑張ってるね」

 

に変えたこと。

 

たったそれだけのことが、

どうして大きな変化につながったのか、

詳しく伝えていきますね。

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反抗期の娘さんを取り巻く中学校での生活

中1ギャップ

勉強、部活、友達関係、先輩後輩との関係。

中学生になると、

とたんにいろいろなことが忙しくなります。

 

ゆっくりできる時間も小学生の頃とは

段違いに少なくなってしまいます。

 

その大きな変化に自分を慣らさなくては。

そんなストレスが一番大きいのが中学1年生。

 

中1ギャップという言葉でも表現されます。

 

加えて、

二次性徴の時期でもあり、

ホルモンのバランスが変わり、

なんだか理由もなくイライラしてしまう。

 

そんな時期です。

 

特に女の子は、心の面の成長が早く、

客観性が育ち、

  • 他人からどう見られているのか
  • 周りからどう思われているか

を気にするようになります。

 

だから、

思ったように振る舞えず、

周りに合わせた行動を取るように

自分を抑える場面も増えてきます。

 

特に女の子は、

特定の仲間と過ごすことが多くなり、

グループの機嫌を損ねないように振る舞うので

つき合いも大変だと感じている子も多いはず。

 

大人からすると、

うまくつき合えばいいのに・・・

とも思うところですが、

 

グループから外れたら、

別のグループに入れず、

ひとりぼっちになってしまうのではないか

 

と、心配していたりするのです。

 

そうは言うものの、

一方では友達はとても大切な存在。

親の言うこと、大人の言うことより、

友達の言葉の方が大切に感じたりします。

 

友達の家庭の話を聞いて、

自分の家の当たり前が、

そうではないのかもしれない

と気がつき始めます。

 

 

異性の目や、

容姿も気になる年頃です。

おしゃれを気にしはじめます。

  

  • 体型が気になる
  • ニキビが気になる
  • 成長が早い自分の体
  • 逆に成長が遅い自分の体

 

とにかく自分の見た目が気になってしかたがない。

 

  • 進路のことも考えなくてはいけない
  • 勉強が難しくなってくる
  • 他人比較してしまう
  • 他人と比較される

 

そんなストレスの中でこどもたちは生活しています。

 

ただでさえホルモンのバランスの変化によって

理由なくイライラしがちな思春期(二次性徴中)の

こどもたち。

 

そこに

こどもたちは今までに経験したことのなかった

それ相応の負荷がかかっている。

 

そのことに無頓着な対応をすると、

子どもとしてはどう対処すればいいかが

分からなくなるのも頷けるのではないでしょうか?

 

では、どう対応するべきなのか・・・

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反抗期の娘さんへの対処方法で気をつけたいポイントは

母親 むかつく

先にも述べたように、

娘は娘なりに大変な環境で頑張っている

ということを認めてあげることが大切です。

 

うまくいっているのなら良いのですが、

うまくいっていないと感じているのであれば、

まず、娘なりの頑張りを認めるところからスタートしましょう。

 

「この子なりに大変なのね。」

「頑張ってるのね。」

って。

 

どうしても

「頑張っている」

の尺度が

  • 学力
  • 部活動
  • 他人との比較

になりがちですが、

子どもによっては

頑張って毎日の生活を送っている子もいるのです。

 

おおらかな気持ちで子どもを包んで

安心して生活できるようにしたいところです。

 

特に母親は、

一緒にいる時間が長いので

衝突も起こりがちになります。

 

伝えるべきことは伝えなくてはなりませんが、

指示的な伝え方でなく、

本人の自発的な行動を促す声かけを

できるだけ数少なくかけた方が効果的です。

 

そして、期待した行動に対しては

「褒める」「うれしい」という気持ちを伝え、

評価しましょう。

 

期待していた行動が見られないときには、

時間を作って話し合いをすることも効果的です。

 

親としては

結論ありきな訳ですが、

 

話し合いの過程で

自発的に「ここまではする」

といった子どもの意見を尊重し、

一歩でも前に進めていくことが大切です。

 

 

時には、娘から暴言に傷つくこともあるかも知れません。

 

そんなときは、

時間をおいて、

お互いに冷静になってから

「悲しかった」という気持ちを

しっかりと伝えると良いです。

 

売り言葉と買い言葉で

けんかになっても

いいことはありませんし、

言わせっぱなしも良くないです。

 

子どもは親の出方で

学習しますからね。

 

出方次第では、

暴言が日常的になることもありますので、

しっかりと話をしましょう。

 

そして、

子どもがそういうしかなかった状態に

追い込まれていたことには

共感する必要があります。

 

それは、

学校でイロイロあったから。

または、

親がイロイロ言いすぎたから。

 

その両方のバランスによって起こったことだと

考えるのが適当でしょう。

 

「普段は平気だった声かけなのに、

このときはには反発してきた。」

 

という場合には、

2通りの解釈ができます。

 

1つ目は

普段から我慢してきた声かけで

今回爆発した

ということ。

 

2つ目は

普段なら流せるけど、

今は流せない精神状態だった

ということ。

 

どちらにしても

反発に対して怒りで返すことは

得策とは言えませんね。

 

この子も、いろいろ大変なのね

というおおらかな気持ちを持ったり、

次の声かけの仕方を考えたりすることが

大切です。

 

難しい年頃、

過干渉は当然嫌がりますが、

無関心も嫌なのです。

 

ホント手がかかって、面倒ですが。

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反抗期の娘に対して望ましい対応

  • 笑顔で挨拶を交わす
  • 困っているときに話を聞く
  • 話をしながら望ましい行動を自分で考えられるよう導く
  • いろいろ尋ねすぎない
  • 必要なことは話をする習慣をつける

 

家事などを分担し、

一緒に行いながら

他愛もない話をしたり、

 

娘から話したいと思うことを

聞く姿勢を持っていることが伝わっていることが

大切。

 

話しても怒られるだけ。

と、娘が思っていたら

話したいことがあっても

話そうとは思わなくなりますからね。

 

反抗期の娘に対して避けるべき対応

  • 兄弟と比較する
  • 友達と比較する
  • 否定的な言葉でプライドを傷つける
  • 「子育てに失敗した」と言う
  • 友達を否定する
  • 暴言、暴力で押さえつける
  • 自分の考えを言わせない

 

どうしても、

頑張りを促すときに

他者との比較をしてしまいがち。

 

でも、それ、本人も分かってるんです。

 

希望を持って話したことを

「あんたには無理」

の一言で一蹴されると

次のことにもやる気が持てなくなります。

 

子どもに物を言わせず

従うようにしつけると、

その時は楽かも知れませんが、

自分で考えることができない

主体性のない子どもに育ちます。

 

特に、暴力や暴言で

押さえつけた場合は、

その形で親を黙らせる

という反発をする子どもも多くいます。

 

「そんな子に育てたつもりはない」

と思いますが、

子どもはそう育てられたと思ってしまったりします。

 

だから、

その自分の態度が大切な友達のせいにされると

猛反発するのです。

 

子どもの自主性を尊重しながら

良い方向に導くために話し合う。

 

簡単ではないですね。

 

しかし、

反抗期の娘に困っている家庭は

大抵話し合いができません。

 

一方的に親の意見を上から押しつけるのは

話し合いではありませんからね。

 

とはいうものの、

ダメなことはダメ

と伝えることも親の役目。

 

社会の規範と照らし合わせてダメなこと。

娘の夢や希望を応援する視点でダメなことはダメ。

 

これは

できたほうが良いこと。

した方がいいこと。

しなくてはならないこと。

 

これらの違いも話していけたら良いですよね。

 

話すタイミングも大切です。

イライラしているときはまっとうな話でも

聞く耳持たないですからね。

 

外の世界でも必死で生活している娘。

家族には甘えが出るものです。

 

ですから、

 ここまでは、

 

大なり小なり

反抗期に必ずと言って良いほど

現れる事例として紹介してきました。

 

我が家で始めた

「頑張ってるね」

の声かけは、

 

子どもに

「認めてもらえている」

という安心を与えるきっかけになったようです。

 

「話をする」

ステージに子どもが乗ってくるようになりました。

 

話をできるようになったことが嬉しかったので、

継続できるよう考えました。

  • こちらから指示をする
  • 頭ごなしに叱る
  • ダメ出しをする

つまり、「話を聞く」

ことを心がけました。

 

そうしたら、

話す機会も、

話す時間も

増えていきました。

 

とっかかりは

「学校を休まずに頑張っている」

 

それくらいのことでした。

 

「毎日大変だろ~」

「頑張ってるね」

 

その声かけから

我が家の親子関係は修復されてきました。

 

良く聞く話ですが、

対応を間違えて

親子関係がこじれてしまうと・・・

 

非行に走ったり、

暴言や暴力が日常化したり、

親子関係が崩れたまま

この先の人生を送り続けることにもなりかねない。

 

そこまで行かなくって

本当に良かったです。

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反抗期の娘が嫌い・・・ 憎い・・・

 

反抗期

反抗期は思春期の時期と重なることが多いです。

だから、小学校高学年から高校にかけての時期に出やすい症状。

 

でも、

こじれてしまうと、

症状もひどくなり、

治まる時期も長引いてしまいます。

 

女の子は観察力も鋭く、

感情的な言葉や

相手がへこむ言葉を

使いこなすことが上手な傾向があります。

 

  • 親を見下したような言動
  • 無視する
  • 物を投げる
  • 暴力を振るう

そんな状態になってしまった娘と
どうつき合っていけば良いのか分からない。

 

プライドはズタズタ

自信をなくし、

暴力におびえる

 

そんな日々を送っている親御さんもいらっしゃいます。

 

追い詰められた毎日の中、

 

娘が嫌い・・・

娘が憎い・・・

 

そんな言葉が出てくるのも

無理からぬことだとも思います。

 

もしも、

つらい状態にあるのであれば、

専門家に相談しましょう。

 

娘さんをどうしていくかの相談ではなく、

あなたに生きる元気を充電するためです。

 

そして、

自分の時間、

自分の趣味を作りましょう。

 

あなた自身が

自信を持って

生きがいを持つ

魅力的な女性であることが

娘があなたに興味を持つことにつながるからです。

 

うまくいかないことばかり考えて

悩んでいたのでは、

あなた自身が壊れてしまいますし、

娘もあなたを認めることはできないですからね。

 

憎むくらいなら深く考えない方が

双方のためです。

 

当たり前の挨拶。

食事。

話したいことがあれば聞くよという姿勢

だけは欠かさず続けて

外に目を向けることも大切なことです。

 

 

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反抗期を過ごす中学生の娘への対応は父親の役割も大きい

娘の反抗期に悩む父親

一人で抱え込まないことが大切。

母親だけで子育てをするのではなく、

父親にも協力してもらいましょう。

 

とは言っても、

父親は、

  • 女の子の気持ちが分からない
  • 昔は「パパのお嫁さんになる」と言ってくれたのに・・・
  • もめて落ち込みたくない

など、逃げ腰になりがち。

 

また、

父親が間に入ると

余計こじれる。

 

なんてこともよく聞きます。

 

そんな父親が娘とうまくやっていくために

考えなくてはならないことは、

 

  • 娘を一人の女性として扱う
  • 母親が衝突したときに母親が伝えたかったことをちゃんと伝える

 

ということです。

 

娘は父親のデリカシーのない発言にイライラします。

 

職場でも

関係が良好なら「いじり」で済むことでも

関係が悪化しているときには「セクハラ」

なんてことにもなりかねませんよね。

 

そして、

関係が良くない相手に

同じように声をかけたりはしないはず。

 

ビクビクする必要はありませんが、

娘にも大人の女性という視点を持って声をかけることです。

 

また、

母親が衝突したときには

何を伝えたかったか要点を整理しながら

諭してあげること。

 

そして、

いけなかった行動

(暴言や暴力)については

繰り返さぬよう釘を刺すこと

は大切にしてほしいことです。

 

母親の話し相手になることも

是非してほしいことです。

 

終わりに

 

反抗期 卒業

一般的に反抗期は

中学生~高校生の時期が

最も顕著に表れます。

 

早ければ小学校の高学年から

長ければ大学生や社会人になってしばらく続く

ということもありますが、

反抗期自体は終わりを迎えます。

 

しかし、

反抗期の対応で関係をこじらせてしまった場合、

その後も関係が修復できないこともあります。

 

反抗期を終えた娘との良い関係を目指して

対応していきたいものです。

 

最後に、

反抗期に親がしてくれた対応で

反抗期を終え、冷静になったときに

嬉しかったという行動をいくつか紹介します。

 

  • 心配してくれているのは伝わっていた
  • 相談するまで見守ってくれた
  • 相談したときには話をしっかり聞いてくれた
  • 根掘り葉掘り聞こうとはしなかった
  • 親の発言の矛盾については謝ってくれた
  • お礼や認める発言をしてくれた

 

 

自分のことを分かろうとしてくれたことは

後になってみれば伝わるものなんですよね。

 

 

 

 反抗しているときも

  • 学校でのストレスをぶつけていた
  • どうにもならない友達との違いにイライラした
  • うまくいかないことにイライラした

 

八つ当たりをしてしまっていることに

申し訳ない気持ちを持っていたことも

良く聞く話です。

 

過敏に反応しすぎず、

娘以外の世界にも目を向けて

どっしりと構えておきましょう。

 

親からの指示やお願いは端的に。

 

話したいときには途中で口をはさまず

じっくり話を聞いてあげる。

 

とても大変な時期ですが、

子どもも成長していきます。

 

親の大変さや気持ちに気づくときがやってきます。

 

自信をなくさず、

母親のあなたが毎日を

楽しく送れるよう

生活を見直してみましょう。

 

ではでは。

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