つれづれ日記

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コンビニ24時間営業のメリット、デメリットは?深夜営業の行方は?!

24時間営業

コンビニの24時間営業については、

 利用者から見たメリットやデメリット

  • 働き手から見たメリットやデメリット
  • 経済的に見たメリットやデメリット

いろいろな視点で賛成・反対の意見が述べられています。

 

実は、

24時間営業については

ディベートの大会などでも

よく論じられているテーマの一つ。

 

奥が深いのです。

 

 

この先の記事では

  • 利用者の立場
  • 経営者の立場
  • 社会的な見地

から

メリット、デメリットを

考えていきます。

 

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 利用者からのメリットデメリット

私も一利用者として、

 

便利と安心

というイメージを持っています。

 

しかし、利用頻度については

そんなに頻繁に深夜利用をしているわけではありません。

 

夜中に目が覚めて眠れないとき、

仲間との会合が盛り上がって帰宅が午前様になる場合に

ちょこっと買い物をする程度です。

 

それでもちょっと考えただけで、

買い物の他にも

  • 暗い夜道に明かりがついている。
  • 何かあったときには逃げ込める。
  • トイレを借りられる。

などのメリットが簡単に思いつきます。

 

コンビニエンスストアの場合は、

食料品に限らず、

日用雑貨など、

ちょっと足らない。

急に必要。

 

そんな買い物のときに便利なだけでなく、

  • 振り込み
  • 引き出し
  • 荷物やチケットの受け取り
  • 公共料金などの支払い

等、期限間際に

うっかり忘れていたことを

いつでもできるというのは

大きなメリットです。

 

逆にデメリットは、

  • 駐車場に若者が集まる
  • そこでの騒音

近所の人からすると、

夜中中明るいことも

デメリットかもしれません。

 

ここまでの見解では

メリットの方がデメリットよりも大きい

気がしますが、

これは利用者としての視点でみたメリット、デメリット。

 

経営者の立場や

社会的な視点で見た場合には

どんなメリットやデメリットが考えられるのでしょう? 

 

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経営者としてのメリットデメリット

経営者を

「店のオーナー」

と考えるか、

フランチャイズの元会社」

と考えるかでまた見解は変わってきます。

 

まず、単純なのは、

「店のオーナー」の立場で考えた場合。

 

まずは、

人手不足の心配がないとして、

「採算が合うか」

ここが第一となるでしょう。

 

もちろん、

赤字になっても

固定客がつく可能性があるのならば

良いと考えることもできるのですが、

 

基本的に一律のサービスを

行っているチェーン店では

差別化は難しく、

利用者は利用したいところにある

近くの店舗を利用します。

 

よって、

店舗のオーナとしては、

「採算が合うか」

が一番のポイントになります。

 

しかし、

黒字経営だとしても、

はたらく人がいない場合は、

店を閉めないために、

最悪の場合

ずっとオーナーがはたらき続けることになります。

 

これでは体が持ちません。

 

つまり、

「見労力に見合う採算」

を総合的に判断して

営業時間を決めたい。

 

そう考えるのが普通でしょう。

 

コンビニ店員

しかし、

フランチャイズの元会社」

の立場で考えると、

 

便利、安心を考えた利用者が

個別の店舗の固定客にならなくても、

総合的に看板をしょった店舗全体の

固定客にすることを狙っています。

 

看板っていうのは例えば

などの店舗全体のことです。

 

だから、

どの店舗もいつでも開いているという安心感

お客さんに持ってもらうために

24時間営業を推し進めるのですね。

 

さらには、

物流の利便性やコストの問題もあります。

 

夜間の方が効率よく

物を運ぶことができます。

 

深夜、早朝に店が開いてないと

受け渡しが不便になり、

時間やコストの面で効率が悪くなるわけです。

 

夜間 トラック輸送

 

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社会的なメリット、デメリットとして

社会的には、

  • 夜道に明かりがある
  • 逃げ込める
  • 防犯カメラが事件捜査の役に立つ

などのメリットがよく挙げられます。

 

確かにその通りですが、

各店のオーナーが取り組む責任はない

とも言えます。

 

企業の社会貢献として考えた場合には

大きなメリットですが、

採算を度外視して考えるのなら、

オーナーのボランティアということになります。

 

したいと言うことであれば別ですが、

したくもないのに身銭を切ったり、

体を壊すほど努力する筋合いはない

とも言えますね。

 

そこではたらく人の収入が

1つの経済的なメリットという考え方もありますが、

 

深夜営業をしているコンビニの数が

はたらきたい人の数を上回っているから

オーナーが休みを取ることができない

コンビニが存在するという現実があるわけです。

 

ですから、

深夜営業を「する・しない」の2択でなく、

 

1店舗単位で考えた場合にも

  • あらかじめする曜日としない曜日を決めておく
  • 店を閉める時間帯を設定する

などの対策を講じることも可能です。

 

地域店舗単位で、

  • 休みにする曜日を輪番で設定する

というアイデアも折衷案としてよく聞かれます。

 

デメリットとして

電気の使用量が挙げられますが、

消費電力の多くが

店舗を開けていることで必要な灯り

ではなく、

 

冷蔵庫や冷凍庫を動かすことに使われていますので、

夜間コンビニを閉めたことによる消費電力の節約は

微々たるものだと言えます。

 

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コンビニの24時間営業に賛成する意見

レジ

賛成の意見をまとめてみると

以下のようになりますね。

 

  • 便利、安心(利用者)
  • 防犯(利用者、社会)
  • 物流(フランチャイズ元、社会経済)

 

また、

様々な働き方、

多様な人がいる世の中で、

深夜のコンビニが果たしている役割は大きい。

 

  • ないと困る人がいる。
  • 買い物だけでなくいろいろなことが便利。

 

「昔はなかったんだから、

 深夜は締まっていても大丈夫。」

 

という人はいても

 

「昔はなかったんだから

 コンビニなんてなくても大丈夫。」

 

という人はなかなかいないですよね。

 

それだけコンビニが必要で、

果たしている役割は大きいってことですね。

深夜しか使えない人のことを考えると・・・

 

賛成派の中には、

コンビニが生き残るためには

深夜営業が必要だという意見もあります。

 

昼間の営業しかしないのであれば、

価格で勝るスーパーに客は流れる。

コンビニの価値は半減どころではない。

 

こちらも一理ある意見です。

 

コンビニの24時間営業の縮小・撤退は

いくつもの要因が絡み合い、なかなか難しいようです。

 

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24時間営業のメリットとデメリット、ファミレスの場合

24時間営業 ファミレス

ファストフードやファミレスでは

24時間営業を縮小、撤退する流れがありますね。

 

メリットとして

便利、安心があるのはコンビニのサイト同様ですし、

手店舗全体の顧客をつかむ目的として

夜間営業をする優位はあるはずです。

 

だけど、縮小・撤退の流れがあるのはどうしてか。

 

それはやはり、

「見労力に見合う採算」

としてマイナスだと判断したから

に他なりません。

 

デメリットも

食事を取る場所が減る

 

くらいで、

実は

食事の代用はききやすい

ということが

縮小・撤退の追い風となっています。

 

「提供するサービスが食事だけである」

 

という単純さが大きな要因だと言えるのです。

 

ファミレスができたのだから

コンビニも!

 

残念ながら

コンビニをファミレスと同じように考えることは難しく

そう簡単にいく話ではないようです。

 

コンビニ24時間営業のメリット、デメリットは?まとめ

ファミレスの場合は

サービス内容が「食事」

に限定されていて、

どうしても朝仕入れなければならないわけではない。

 

それに、

他の店や買い置きで対応することも可能です。

 

だから、

採算が合わないという

店舗の声を反映させやすかった。

 

しかし、コンビニは

朝刊を扱う。

雑誌を扱う。

朝ご飯としてのおにぎりやお弁当

総菜類を扱う。

 

深夜の内の品物の搬入が

顧客のニーズに合わせるためには不可欠です。

 

時間をずらして商品を搬入するには

トラックのルートに変更が必要で、

走行距離、時間ともに伸び、

効率が悪い。

 

などの要素があるからです。

 

持続可能な働き方

かつ

効率的で利用者の利便性につながる

 

この形を模索していくことが大切ですね。

 

悲鳴を上げているオーナー達は

今の働き方を持続しがたいわけですからね。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 

ではでは。

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