つれづれ日記

気になったことを詳しく調べて私見を交えわかりやすくお伝えします

高校野球で金属バットが禁止される?その理由は!

高校野球 金属バット 禁止

 

プロ野球では既に禁止されている金属バット。

でも、高校野球では今でも禁止されていません。

 

 

実は高校野球で使用していいバットは

金属バットだけではなく、

  • 木製バット
  • 木片の接合バット
  • 竹の接合バット
  • 金属バット

のいずれかとされていて

金属バットでなければいけないわけではないんですね。

 

それでもほぼ全チーム、

全選手が金属バットを使用します。

 

なぜなら、

打球が飛ぶから。

 

でも、

この金属バットが使用禁止になるという話があります。

 

理由は打球に勢いがつきすぎて危険だから

です。

 

例えば、

今回の大会8月10日の岡山学芸館広島商での試合では、 

岡山の丹羽選手が1回に広島の水岡選手の

打球を顔面に受けて病院に搬送されました。

 

病院では「左顔面骨骨折」と診断されました。

 

更に智弁学園八戸学院光星の試合では

9回に吉村選手が打球を右膝に受けて

交代という事になりました。

 

このように飛びすぎる打球による事への危惧

以前からあったようです。

 

高校野球連盟で定めいているバットの

重さは900g以上と決まっているのですが

近年は選手の体格向上と筋トレによって

この重さでは打球のスピードを抑えられないのです。

 

ピッチャーの150㎞は凄いですが、

金属バットで打ち返した打球の速さが

150㎞を越えることは珍しいことではないんですって。

 

そして

大学、社会人、プロ、独立リーグ

ほとんどが木製バットを使用するため、

金属バットで慣れてしまっている高校生は

ギャップに苦しんでいるのです。

 

飛びすぎる故に打撃の基本が育っていかないかもしれませんね。

 

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高校野球で金属バットを禁止にするメリットは?

高校野球 金属バット 禁止 メリット

金属バットを禁止にするということは

木製バットなどにすると言う事になります。

 

木製バットのメリットは技術の向上です。

 

金属バットと木製バットの違いは

芯の部分で捉えないと打球が飛ばないということです。

 

芯で捉えることができないと

飛距離がのびないので

その基本の力が木製バットではつくのです。

 

実際に冬の練習で木製バットを使い

春先にその力が上がったとか

高校時代から木製バットを使っていると

プロや大学へ行ったときにすぐに対応できる

という話があります。

 

今現在、

高校野球以外の野球では木製バットとなっているので

金属バットで慣れてしまっていると

木製バットの対応に苦しむことになります。

 

選手の技術の向上や

先の選手の怪我のことも含めて考えると

確かに禁止にしてもいいのではないか

という意見にも納得がいきます。

  

高校野球で金属バットを禁止するデメリットは?

 

高校野球 金属バット 禁止 デメリット

 

金属バットを禁止して

木製バットを使用するという事になると

費用がかさむ。

というかかる問題があります。

 

木製バットは木でできているので

当然金属バットに比べたら折れやすいのです。

 

折れやすいということは

バットを何本も買わなければいけなくなり

金属バットに比べて

何倍も費用がかかるという事に繋がるのです。

 

実際、

今は毎年のように子供たちの野球離れが進んでいて、

その原因のひとつが野球道具の費用が高い

という理由が挙げられています。

 

今でも高い費用なのに、

木製バットに変えてしまうと更に費用がかさみます。

 

そうなれば、

今以上に野球離れが進んでしまうというのが現状なのです。

 

なかなか踏み切れませんね。

 

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高校野球で金属バットを禁止に踏み切れない理由は?

 

今までの話では

野球の技術向上の面では

確かに木製バットの方が

プロや大学へ行って野球をするのなら

はるかにいいですよね。

 

でも、

高校球児みんながプロを目指しているわけでは

ありませんからね。

 

楽しく野球をやりたい

という人も多いはずです。

 

そういう人は

少しでもたくさんのヒットやホームランを打ちたい

と思うのは当たり前です。

 

そうなれば金属バットのほうが

楽しく野球ができる

というのが現状なのかもしれませんね。

 

更に、

実は特に強豪校で高校野球をさせるには

とてもお金がかります。

 

甲子園常連校となれば

練習試合や遠征が全国レベルで行われるので

親の負担は大きいのですね~。

 

高校卒業後、

大学等に進学するのであれば

その後のための費用も貯めないといけないですから

木製バットよりも金属バットというのは

経済面を考えても譲りがたいところなのかも知れません。

 

高校野球というのは

多くの高校生にとってあくまでも部活動の一貫であり

部活動を楽しくという姿勢から

金属バットを禁止しにくいのかもしれませんね。

 

高校野球で金属バット禁止のまとめ

経済面や打者の成績を考えると

金属バットを禁止しない限り

金属バットを使うのが普通である

現在の状況は変わらないことでしょうね。

 

でも、

150㎞の球を打席で見たら

ビックリしますよね。

 

バッティングセンターの130㎞でも

怖いですもの。

 

ピッチャーのボールは基本的に

キャッチャーが構えたところに飛んできますが、

どこに飛んでくるん分からない打球のスピードが

それを越えてくるのであれば恐ろしいことです。

 

その後のプロ野球や国際大会などを見越して

高校生の金属バットについては

見つめ直す時期が来ているのかもしれませんね。

 

ではでは。

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